~利用者の自己決定を支える相談支援とは~
障がい福祉サービスを利用している方やご家族の中には、
「どこの事業所を利用したらいいのだろう?」
「相談支援事業所は何をしてくれるのだろう?」
と疑問を持たれる方も少なくありません。
今回は、相談支援事業所の大切な役割である「自己決定を支えること」について考えてみたいと思います。
相談支援専門員は「決める人」ではありません
相談支援専門員は、利用者の生活について一緒に考える専門職です。
しかし、
「この事業所を利用してください」
「このサービスを使った方がいいです」
と決める人ではありません。
最終的に自分の人生を選ぶのは、あくまで本人です。
相談支援専門員の役割は、本人や家族の話を聴き、必要な情報を整理し、利用できる選択肢を示しながら、その人自身が納得して決められるようお手伝いすることです。
これはソーシャルワークの基本的な考え方でもあります。
併設型の事業所にも多くの強みがあります
相談支援事業所の中には、
〇放課後等デイサービス
〇就労継続支援事業所
〇グループホーム
〇生活介護事業所
などを同じ法人で運営しているところがあります。
このような形態には大きなメリットがあります。
①連携しやすい
同じ法人内のため情報共有がスムーズです。
②緊急対応がしやすい
困りごとが起きたときに迅速な対応ができる場合があります。
③支援が一体的になりやすい
複数のサービスが連携しながら支援を行いやすくなります。
そのため、併設型事業所そのものが良くないということでは決してありません。
では、何が大切なのでしょうか?
大切なのは、
「利用者の自己決定が守られているか」 ということです。
もし相談の中で、
〇他の事業所の情報が十分に提供されない
〇最初から特定事業所の利用が前提になっている
〇利用者が自由に選べない
という状況があれば、本来の相談支援とは言えません。
どのような運営形態であっても、
利用者本人が複数の選択肢を知ったうえで決められること。
これが何より大切です。
★相談支援の主役は本人です
ソーシャルワークの世界では、「本人を中心に考える」
という考え方を大切にしています。
相談支援専門員は人生の代わりを生きることはできません。
だからこそ、
〇本人の思いを聴く
〇本人の希望を確認する
〇本人の強みを見つける
〇本人が選べるよう支援する
ことが求められます。
相談支援は「決めてあげる支援」ではなく、
「自分で決められるよう支える支援」 なのです。
★さんちゃんが大切にしていること
相談支援事業所さんちゃんでは、
ちゃんと見る
本人の生活や思いを丁寧に見つめる。
ちゃんと聴く
本人や家族の声に耳を傾ける。
ちゃんと支える
本人が選んだ生活を実現できるよう支える。
という「三ちゃん」の理念を大切にしています。
私たちは、
特定のサービスを勧めるためではなく、
利用者本人が自分の人生を選べるようお手伝いするために存在しています。
★地域縁満の視点から
地域にはたくさんの社会資源があります。
福祉サービスだけではありません。
家族、友人、学校、職場、地域住民、ボランティア、趣味の仲間。
これらすべてが、その人らしい暮らしを支える大切な力です。
相談支援とは、サービスにつなぐだけの仕事ではありません。
人と人とのつながりを広げ、
地域の中でその人らしく暮らし続けられるよう支える仕事です。
それが、相談支援事業所さんちゃんが目指す
「地域縁満」
の考え方です。

