「地域住民とともに地域福祉を学び、地域を創るための市民講座」
これからのブログの方向性についてですが、「地域住民の皆さん向けのわかりやすい解説シリーズ」として考えました。専門職の方々には十分にわかられていることばかりで、釈迦に説法的になります。
そもそも私たちは地域住民の皆さん、そこに暮らす利用者やその家族に向き合っていくわけです。ですから住民の方々に向けての発信にも意欲したいと思います。これから「さんちゃんブログ=地域福祉を学ぶ市民講座」として定期に更新していきたいと思います。
◆相談支援専門員って何をする人?さんちゃんの仕事をわかりやすく説明します
「相談支援事業所さんちゃんは何をしているところですか?」
開設後、もっとも多くいただく質問のひとつです。
障がい福祉サービスを利用する方やご家族の中にも、相談支援専門員の役割がよくわからないという方がおられます。
ですから今回は、相談支援事業所さんちゃんの仕事についてご紹介します。
◆◆「相談支援専門員は障がいのある方やご家族の暮らしの伴走者です」
◆相談支援専門員の主な業務を列挙してみます。
① 相談を受ける
まずは本人や家族の困りごとを聴きます。
例えば、
〇福祉サービスを利用したい
〇一人暮らしが不安
〇学校卒業後の進路を考えたい
〇家族が高齢になってきた
〇将来が心配
などです。
さんちゃんの言葉で言えば、
「ちゃんと聴く」
ことから始まります。
② 状況を理解する
相談内容だけではなく、
〇健康状態
〇家族関係
〇住まい
〇経済状況
〇地域とのつながり
〇本人の希望
を整理します。
これは単に困りごとを見るのではなく、
その人の人生や生活全体を見る
ということです。
まさに
「ちゃんと見る」
です。
③ サービス等利用計画を作る
障がい福祉サービスを利用する場合には、
サービス等利用計画
を作成します。
計画には、
〇どのような生活を目指すか
〇どのような支援が必要か
〇どの事業所を利用するか
などを記載します。
④ 関係機関をつなぐ
相談支援専門員は、
〇市区町村
〇医療機関
〇学校
〇就労支援事業所
〇介護保険事業所
〇地域住民
などをつなぐ役割も担います。
いわば
「地域のコーディネーター(本人と地域・サービスをつなぐ調整役)」
です。
⑤ 定期的に状況を確認する
計画を作ったら終わりではありません。
モニタリング(暮らしの様子を定期的に確認し、必要な支援を見直す)を行い、
〇困りごとはないか
〇サービスは適切か
〇生活に変化はないか
を確認します。
⑥ 地域生活を支える
これは、相談支援事業所さんちゃんが特に大切にしている部分です。
相談支援専門員の仕事は、
サービス紹介だけではありません。
〇居場所づくり
〇地域とのつながり
〇権利擁護
〇孤立防止
〇地域共生社会の実現
も重要な役割です。
ここがコミュニティソーシャルワーク(地域援助技術)につながります。
さんちゃんの考える相談支援専門員
さんちゃんでは、
相談支援専門員を
「福祉サービスの調整役」
だけでなく、
「地域のなかで安心して暮らせるよう伴走する人」
として考えています。
困りごとだけを見るのではなく、
その人の希望や強み、地域とのつながりを大切にしながら支援を行います。
地域福祉を学ぶ市民講座としてのまとめ
相談支援専門員は、
「制度と人をつなぐ人」
であると同時に、
「地域と人をつなぐ人」
でもあります。
障がいがあっても、病気があっても、高齢になっても、その人らしく地域で暮らし続けられるよう支援することが、相談支援専門員の大切な仕事です。
さんちゃんが大切にしている
「ちゃんと見る・ちゃんと聴く・ちゃんと支える」
は、まさに相談支援専門員の基本姿勢そのものです。
そして私は、この最後をさらに一歩進めて、
相談支援専門員の仕事は、福祉サービスの調整だけではありません。
地域の中で人と人とのつながりを育み、誰も孤立しない地域づくりに取り組むことも大切な役割です。
これを福祉の専門用語で「コミュニティソーシャルワーク」と呼びます。さんちゃんは、この考え方を大切にしながら地域縁満の実現を目指しています。

