相談支援(一般・特定)における「囲い込み禁止」は、 法律に基づく 省令(運営基準) に明確に規定されており、福祉サービスの利用を誘導したり、特定事業所へ囲い込むことを禁止しているのは周知のとおりです。
しかし、当法人の寄合処や地域食堂は・・・
〇障害福祉サービスではない
〇利用料は無料、飲食のみ低額
〇サービス利用の誘導を目的としていない
〇地域住民の誰でもが自由に参加できる
〇相談支援の契約の有無と無関係という特徴を持つ。
つまり、 寄合処・食堂は「地域資源」であり、制度に乗ったサービスではありません。 ゆえに囲い込みの構造が成立しないと考えます。
◆倫理上:囲い込みとは“選択肢を奪うこと”だが、寄合処は逆に選択肢を広げている
囲い込みとは(自前化)・・・
〇他の事業所を選べなくする
〇情報を制限する
〇特定のサービス利用を誘導する という行為。
しかし寄合処はその逆です。
〇地域の誰でも参加できる
〇情報が開かれている
〇他事業所の利用者も来られる
〇支援につながる入口を広げている
〇相談支援の契約がなくても利用できる
つまり、 寄合処は「開放型の地域資源」であり、選択肢を広げる装置です。 囲い込みとは真逆の倫理構造を持つと考えています。
◆実務上:寄合処連動は“生活の変化をキャッチする仕組み”であり、相談支援の質を高める
相談支援の本質は、 生活の変化を早期にキャッチし、必要な支援につなぐことです。
寄合処や地域食堂は、
〇本人の生活状況が自然に見える
〇相談につながる前段階の気づきが得られる
〇緊急時の兆候を早期に把握できる
〇家族や地域住民から情報が入る
〇多世代交流の中で本人の状態が見える
つまり、 寄合処との連動は「相談支援の質を高めるための地域的インフラ」であり、サービス誘導ではなく、生活支援の基盤として存在すると考えます。
◆多機能型モデルの本質:サービスの自前化ではなく“地域縁満の循環”
とらい・あんぐるの多機能型モデルは、 相談支援・寄合処・食堂・研修・外部評価・司法福祉・任意後見などが 縦割りではなく“循環”として連動する構造を持っています。
この循環は、 サービスを囲い込む(自前化)ためではなく、 地域の縁を満たし、孤立を防ぎ、生活の変化をキャッチするための仕組みづくりの一環です。

