介護施設・事業の総合的支援事業
介護施設の立ち上げ支援、業務改善支援
とらい・あんぐるは、介護施設の「うまく回る施設づくり」を強力に支援しています。全国平均で16%にも及ぶ離職率の高さの根本原因の一つには、うまく回らない介護施設の業務の内容と質が大きく影を落としているのです。また、技能実習生を中心に、外国人介護士の導入が進み、その指導と支援が追い付いていない現実もあります。介護施設の立ち上げには、強力な指導支援システム、人員配置と職員構成が大きくものを言います。介護人財の不足が深刻な現実の中で、とにかく「頭数」を追いかけるスタイルが常態化して、人はいるのにうまく回らない業務システムに四苦八苦している現実があります。
介護現場の質、内容の善し悪しが、結局、職員が定着するか否かを決めてくる大きな要因になっています。希望を抱いて入職してくる新人や経験の浅い介護職員は、質の低い介護と行き当たりばったりの業務指導に幻滅して、現場を去ってゆきます。介護の理念も方針もなく、ベテランと称する「リーダー」が、横着な職員本位の我流介護を押し付け、基本を大切にする気風を奪っている現実がります。とらい・あんぐるは、このような現場の深奥にすくう悪しき伝統を徹底的に排除してゆきます。合理的で人権に注意深く配慮した業務の改善を現場目線で追求してゆきます。現場をよく理解しない理事長や施設長は、良い現場の育成が安定した収益を維持できるのだというシビアな現実に目を向けてください。
現実に介護施設では、広い意味での「労務管理」に四苦八苦しています。業務の流れのスムースな改善と人財を生かす啓発、研修、指導を現場目線と密着した指導で、介護現場を生き生きとした活気のある姿に変えてゆきます。
介護施設の運営監査・評価事業
現場に深く踏み込まない、書面監査を中心とした行政監査ではなく、現場職員の生の声を聞き、汚物処理室から手すり、家具類の配置、利用者の居場所と動線、厨房の衛生管理、清潔不潔の動線チェック、さらには全体のレイアウト、職員のマナー、服装にまで細かく踏み込んだ生きた監査を現場から行います。事務所の机上の整理状況、ファイリングと整理まで細かくチェックを行います。また、就業規則の整備状況、規則、規程の制定整備、業務マニュアルの内容、緊急時対応能力の判定、施設の安全と危機対策、リスク管理など一般の行政監査や第三者評価事業では踏み込まないきめ細やかなチェックを行います。
とりわけ職員の就労環境とメンタルヘルスへの経営層の意識を変革し、積極的な取り組みを促します。職員が安心と安全、いざというときに頼れる施設の風土づくりを粘り強く指導します。監査実施後には、総合的な質の判定と改善点の細やかな指摘を込めた全体報告書を提供し、経営層や管理職、監督職向けの指導面談やセミナーを実施いたします。